マンガ紹介その11【宇宙兄弟】

マンガ作品名:あ行

本データ

作品名:宇宙兄弟

作者:小山宙哉

連載雑誌:モーニング

連載期間:2008年~

 

あらすじ

ワールドカップ本選初出場をかけた最終予選で起きたドーハの悲劇!その時どっかのおっさんが酒臭いため息をつく中生まれた兄「南波六太(ナンバムッタ)」

そして、野茂がメジャーでノーヒットノーランを達成した栄光の日、PUFFYの「アジアの純真」を歌う女の子の「白いパンダ」って何?と世のお父さん達が疑問に思う中生まれた弟「日々人」

そんな兄弟共通の夢は、宇宙飛行士になること。日々人はその夢をかなえ宇宙飛行士になったが、六太は上司に頭突きを食らわせ、会社をクビになっていた。

感想

この宇宙兄弟は、宇宙飛行士を目指す話です。

主役「六太」の弟「日々人」は、すでに宇宙飛行士になり、日本人初の月面到達者としてもてはやされる存在です。

しかし、六太は子供の頃、弟「日々人」と目指していた宇宙飛行士になる夢を捨て自動車会社のサラリーマンに…更には嫌な上司が日々人の悪口を言ったのが許せなくて、頭突きを食らわせクビ。次の仕事が見つからずプー太郎として実家に引きこもってたりします。

将来について悩みあぐんでいる時、日々人と母親が協力してJAXA(独立行政法人 宇宙航空研究開発機構)に出した履歴書の一次通過通知が届きます。

その報告通知を見た六太は、子供の頃の情熱を思い出し試験にチャレンジするのです!

兄の六太は、天然パーマの明るいお調子者です。ですが、良い意味でも悪い意味でも長男気質。
兄は弟よりも優れ、手本を示さなければならないと頑張り過ぎ、結果失敗を恐れる様になってしまい、手堅い生き方をするようになってしまいました。

弟の日々人は、完全に次男気質で、自分の道をひたすらマイペースで生きる性格です。
いつの間にか夢を諦めた兄を実力があるのに何故目指さないのかと歯痒く思う兄思いな人です。

そんな兄弟の不器用な交流も良いのですが、一番の見せ場は、宇宙飛行士選抜試験です!

その中でも秀逸なのは、密閉空間に四人の見知らぬ人間同士で二週間過ごす。

宇宙ステーションでの生活をシュミレートする試験なんですが、これが一癖も二癖もあるんです。
更に六太と生活するメンバーも個性派揃いで、誰もが宇宙飛行士になろうと頑張っている良い奴等!
しかし、宇宙飛行士になれるのは数名のみ……

それぞれのメンバーの葛藤と駆け引き、そして夢をかなえようと努力する様は憧れてしまいます。

もうすぐ宇宙に飛び立つ弟と、宇宙への切符を手に入れる為に奮闘する兄弟の面白くもジーンとくる御話。

是非一読を!!アニメ化もしていますのでよかったらそちらも!!

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小栗旬さん主演で映画にもなってます。

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