ペルソナ5ザ・ロイヤルはPS4で2019年10月に発売された、ペルソナ5の完全版に位置するゲームです。2016年9月に発売された無印ペルソナ5になかった3学期分のストーリーと新キャラを追加しています。
これをようやくクリアしたので感想を書いてみたいと思います。
感想
ストーリー
話は正に王道のお話です。
テーマは怪盗なので、いきなり警察から逃げる怪盗主人公というシチュエーションから始まり中二心をわしづかみにされました。
仲間を逃がす為に囮となり逃げる主人公。それを助ける美少女仮面ポワトリンもとい美少女怪盗が現れたりと、おおーすごい展開だと思った最中に急に一転、主人公は大勢の警察に取り押さえられ一気に鑑別所の一室に……
そこでは薬を使った拷問とも呼べる取り調べが行われ、主人公がボコボコにされています。
そこへ美人検事が現れ、過去の事件の聞き取り調査が行われ本編に突入!
最初から興味を引き立てるストーリー仕立てにもう自分は夢中になりました。
と、言っても話の大筋はアニメでやったのとほぼ変わらないので、このゲームが発売される前に放送されていたアニメを見た人には、もう知ってるよといった内容なのですがね……
しかし、今回の完全版には無印PS5やアニメではやらなかった3学期分の新エピソードが入っているので、アニメを見ていても楽しめる作りにはなっています。
システム
とにかくオシャレです。
オープニング画面やらコンフィグ画面への切り替え時の演出等が、怪盗をモチーフにしてかっこよく作成されています。
ここでも俺の中二心を鷲掴みに来ていましたw
場所移動に関しても無駄に歩き回ったりしないで直接行けるようになっていたり、細かいところに手が届く作りになっていました。
最初、パーティー切り替えの方法がダンジョン入り口でしかできないのか?と、分かりにくいところもありましたが、総じて使いやすいUIでした。
戦闘もすべての行動がボタン一つで選択出来てスピーディーに展開しますし、なおかつアイコンがカッコいいです。
とにかくオシャレでカッコいい!この一言です。
クリア時間
トロフィーをコンプリートして、一週目が終わった時間は98時間かかりました。
しかしこれはDLコンテンツで伊邪那岐大神・賊神をダウンロードして、このペルソナを主軸にしての時間です。
ペルソナ伊邪那岐大神・賊神は火力もあり、戦闘終了後にSP回復もすると言う万能型ペルソナで、戦闘面では何の不安もなく話をすすめられました。
DLコンテンツを使わずに普通にクリアしようと思ったら、もっと時間がかかるかと思われます。
総評
1学期から3学期までを、自分のステータス(学力、魅力、度胸等)やコープランク(仲間との絆)を上げながらダンジョンを攻略していくと言う、ペルソナシリーズの基本的な流れは変わらなかったので安心して遊べました。
自分ステータス(学力、魅力、度胸等)上げやコープランク(仲間との絆)上げも、ロイヤルでは上げやすくなっているのか、最後ではステータスは全部MAX、コープも23個あるうちの21個は最高ランクまで上げることができました。
なので最初は気楽に遊ぶのもいいと思いますが、効率を求めるなら竜司、千早、武見のコープを優先的に上げるといいです。
千早を上げるとコープランク上げが楽になるので時間短縮につながります。
武見を上げると戦闘終了後にSPを回復するアクセサリーが買えるようになりますし、竜司のコープを上げると雑魚敵との戦闘が短縮されダンジョン攻略が楽になりますよ。
無印では2学期までしかなかったストーリーも、ロイヤルでは新キャラや3学期が追加されています。
が、はっきり言って12月までのストーリーで区切りがついていて、3学期分は新キャラ消化用の後日談的な要素があったのは否めないと思いました。
3学期のストーリーも面白くはあるのだけど、12月までの盛り上がりを超えるか?と言われると厳しい内容と自分は思いました。無印を買っていなかった自分は良かったのですが、無印からやっていた人にとってはDL販売で良かったのではという内容……
そう言う、会社のゲームの売り方への不満はあった物の、メインストーリーは面白いし、キャラも魅力あふれる人物ばかりだし、遊びやすいシステムで、なんだかんだと100時間近く遊んでクリアしたのでおおむね満足の品でした。
もし、まだペルソナ5に全く触れたことがなく、買うか迷っている方がいたならば、アニメ版のペルソナ5の1話だけ見て、興味が持てるか試してみるといいと思ます。
そのままアニメを見て満足するのもありですがw
アニメでもゲームでもいいですから、一回試してみる価値のある作品だと自分は太鼓判を押しますよ。