作品データ
作品名:エルフを狩るモノたち
作者:矢上裕
連載雑誌:月刊電撃コミックガオ!
連載期間:1994年~2003年ー2007年~2008年(リターンズ連載期間)
コミックス:全22巻(21巻+『DX』1巻)+リターンズ1巻
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作品名:エルフを狩るモノたち2
連載雑誌:COMIC メテオ
連載期間:2013年~2018年
コミックス:全10巻
あらすじ
そこはエルフや魔法、怪物がはびこるファンタジーの世界。
その世界で恐れられている者達がいた。そうそれは「エルフを狩るモノたち」・・・その者達は、鉄の乗り物に乗り、エルフを見れば問答無用に襲ってくると言う。そんな時、海辺の村に海賊が現れ、エルフを剥製にするためによこせと現れた。圧倒的な海賊に、屈しようとしている村人の前に、三人の見慣れぬたたずまいの男女が現れ、海賊に立ち向かえと言うのだった。
感想
今、毎日のように深夜にアニメがやっていますが、その先駆者がこの伝説の作品(いいすぎかな?w)「エルフを狩るモノたち」です!
物語は、世界の危機を救うため、コモンエルフ族の長である「マルシア」が、召還魔法で我々が住む「地球」から三人の男女を召還したところから始まります。
その三人とは、頭は悪いが純情まっすぐで兎に角強い、ファンタジー嫌いで、カレーと愛理さんをこよなく愛する、大学入学に失敗した空手の達人「龍造寺淳平」
24歳の若さでオスカー賞を受賞した世界的女優。怒らせたら精神的攻撃を容赦なく与えてくる「小宮山愛理」
17歳のポニーテールな現役女子高生!ちょっと淳平に惹かれている異様なほどの軍事マニアでお構いなく発砲する「井上律子」
この三人と一緒に74式戦車も召還されて、淳平の空手の奥義と律子あやつる74式戦車と、それを指揮統率する愛理により、世界の危機は救われるのですが、元の世界に帰れなくなりますww
原因は、呼び出したセルシアが送元儀式をする事になったのですが、その儀式が大失敗(笑)
で、その送元呪文が五つに分れ、セルシアと同じ波長を持った5人のエルフの体のどこかにプリントされたと言う事態になり、東にエルフを見れば脱がし、西にエルフがいると聞けば行って脱がしとしていたら、ついたあだ名が「エルフを狩るモノたち」w
こんな悪名が広まったため、最初の頃はセルシアはこの三人を捕まえようとしますが、返り討ちにあい裸にひん剥かれますw
そして最終的にセルシアは三人に協力して、呪文の欠片を手に入れて、元の世界に返したほうが被害が少なくなると考え直し協力する事に。
更に、74式戦車なのですが、燃料がもちろんなくなり動かなくなったのですが、ひょんなことからネコの「ミケ」の魂が乗り移り、ごっつい戦車のネコとして旅に参加しますw
そんな何でもありなこの世界ですが、トイレットペーパーが非常に貴重で、淳平、愛理、律子はトイレの「大」の方で悩んでました。
セルシアが言うには、貴族くらいしかトイレットペーパーは使えず、平民たちは葉っぱや布、メガネを使うと言ってました。
ですが、メガネをどう使うのか未だにわかってませんw
そんな一行に、食べた植物をトイレットペーパーとして排出(つまりおっきいのですw)する動物の「ピチちゃん」が加わって、ファンタジー世界のエルフたちを脱がしていくと言うお話ですw
面白い見所は、呪文の欠片を見つけると、セルシアが自分の体にプリントするのですが、そのときになぜかいつも魔法で動物に変身していて、呪文のかけらが変身魔法に干渉し(PCのプログラムかw)元のエルフの姿に戻れず、ある時は犬、ある時は鳥、又ある時はサルと、屈辱的な格好になると言う所ですね(因みにサルは淳平役の関智一さんが「このエテ公とか言ってみたいとリクエストしたからだとかなんとかw」)
ギャグマンガとして非常に面白いのですが、結構古いので時事ネタとかを見ると懐かしくなりますw機会があれば是非にお手に取りください。
で、このマンガ本編の後の話が、2007年に掲載雑誌「月刊電撃コミックガオ」の15周年&休刊記念(大笑いな記念ですねw)に「エルフを狩るモノたち リターンズ」として掲載され単行本になりました。 これは淳平たちが元の世界に戻ってから、ちょっとたった頃のお話ですが、そこにまたファンタジーな世界が!?w
更に更に2013年から2018年にかけて「エルフを狩るモノたち2」として復活し、全10巻分もの話が紡がれました。
いつものメンバーに新キャラに淳平の妹!?の新谷麻衣も参加して、ファンタジーな世界を縦横無尽に駆け抜けて、妹エルフを脱がしていきますw
エルフを狩るモノたちを読んで面白いと思ったなら、是非2も読んでみてください。
アニメも良かったらどうぞ。北米版しか今はないようですが……
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