マンガ紹介その13【JIN-仁】

マンガ作品名:さ行

本データ

作品名:JIN-仁-

作者:村上もとか

連載雑誌:スーパージャンプ

連載期間:2000年~2010年

コミックス:全20巻 文庫版:全13巻

他代表作:六三四の剣 など

あらすじ

ある病院に急患として、住所不定身分不明の男が運びこまれた。 患者は暴行を受けたらしく、頭を強く打たれ意識不明の重体。

そこで開頭オペを実施した脳外科医「南方仁」は、患者の頭を開けてみると、不思議な事に人型の奇型腫があった。

命に関わる患部に治療を施し、この奇型腫を取り除いてサンプルとして保存する事になる。

翌日の夜、腫瘍を摘出された患者が行方不明。

南方は患者を探してると、サンプルとして保存していた腫瘍を持って逃げよ うとしている患者を発見。が、取り押さえようと南方と男は揉み合いになり階段から転げ落ちてしまった。

次に気を失っていた南方が目を覚ますと見知らぬ森の中。

辺りを歩き人を見つけたが、その人達は時代劇に出て来る侍の格好をして、刀で切りあっているのだった。

感想

これは医療マンガです。

ですが、スーパードクターKやゴッドハンド輝のように 、最先端治療や技術で患者を治すと言うのとは趣が違います。 主人公の南方は現在の医者なのですが、何故かタイムスリップして江戸時代に流れついた所から物語ははじまります。

最初のあらすじにもありますが、武士達の切りあいに出くわし、南方が救った橘恭太郎は頭を切られ開頭手術をしなけらば助からない。

しかし、ここは江戸時代、ろくな道具も明かりもない状態でしたが、仁は見事に手術を成功させます。そして、その橘家に世話になりながら自分の現状を確認していくのですが、南方は江戸後期の幕末真っ盛りの1862年にタイムスリップしていることがわかります。

なにせ時代は幕末なので、ただの麻疹ですら死病です。

南方は現代医学にのっとった治療法で人々を助けようとしますが、当時の治療方法とあまりにも違うため、怪しまれ受け入れられません。

結果、医者にもかかれない貧しい人々に、治療を施していくのですが、その効果があまりにも当時の医療よりも効果の差があったため(当時は細菌によって病気が引き起こされ、感染すると言うことをしらないのですから・・・)その評判を聞きつけて、なんと勝麟太郎が訪れます。

もう幕末マニアにはたまらない内容ですねw勝麟太郎って?と言う方には、勝海舟と言ったほうがわかりやすいですかね?幕末を彩る人物の一人です。
もちろん海舟がでるとなれば、忘れちゃいけない坂本竜馬もでてきますし、西郷さんもでてきたりするから本当に作者はわかってらっしゃるw
この有名人たちが、どう南方と関わってくるかは自分でお確かめを!

しかし、江戸の民に治療を施していく南方は悩みます。なぜなら当時では治すことができない病気、怪我の治療をしていいのだろうかと?

この人を治すことによって、未来が変わってしまうのではないか?そして、それによって自分は未来に戻れなくなってしまうのではないかと。

ですが、南方は、目の前で苦しむ人々を助けるために、自分の知識と技術で人々を救い、広めようと努力していきます。

そんな南方仁の、病や怪我と闘う姿を貴方も見てみませんか?

 

この作品はマンガだけでなく大沢たかおさん主演でドラマにもなってますので、そちらもどうですか?

坂本龍馬を熱演する内野聖陽さんは必見ですよ。

小出恵介さんも熱演してますが、まさかこんなことになるなんてね……

ドラマ

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