自炊のススメ(その4)「裁断」

自炊(電子書籍化)

では今回はいよいよ本の裁断について書いていきたいと思います。

本が好きな人にとって、非常に心苦しくなる行為ですが、「大丈夫!慣れますW」

自分も最初は、切るたびに「ああ…⤵」な感じで作業してましたが、今ではテレビ見ながら平然とやってたりします。慣れていくのねw

 

無駄話はこれくらいにして、実際にやっていきたいと思います。

 

1.帯・冊子を取り出す

まず、本の帯や中の冊子等を取り出します。

自分は帯、冊子はスキャンしない派ですが、これもスキャンしたい方は綺麗に取り出して下さいね。これを怠るとスキャン時の失敗につながるので、しっかりと調べてください。

帯をスキャンしたい方はまとめておいて下さい。

2.表紙を取る

次は表紙を取ります。

とった表紙は巻数の若い方を下にして重ねておきます。
(理由はスキャンの時に詳しく教えます。)

3.裏表紙を破る

心苦しくなる工程が始まりました。

まず、コツとしては写真のようにちゃんと広げる事です。

で広げきったら、上のほうを持って

ある程度力を入れて下に向けて引っ張る。

意外に簡単に取れます。

取った裏表紙は表紙と同じく、巻数の若い方を下にして重ねて置いておきます。
(理由はスキャンの時に詳しく教えます。)

4.本をカッターで分割する

本の厚さにもよりますが、本をカッターで分割します。

分厚い本だと、裁断機にセットできない場合がある為です。

あと、裁断機で切る時に、紙の摩擦で切り口が斜めになってしまうので、綺麗にスキャンしたい方は細かく分割した方がいいです。ですが、その分作業工程が多くなります。

自分は見開きも本で読む場合は、全部見えている訳ではないと割り切って、単行本なら分割せずに一気に裁断機で切っています。

 

切る時は、本を思いっきり開きます。開くのが楽な部分があるので、そこを探りながら開く場所を決めてください。

これぐらいガッツリ開いてください。

折った谷に沿ってカッターを強く当てて切っていきます。

切り離し完了です。

自分が使っているカッターとカッターマットは下記の物です。

よく切れるカッターは使いやすいですし、カッターマットも必須ではないですが、一枚あると便利ですよ。

 

5.裁断機で切る

自分が使っている裁断機は「DURODEX 自炊裁断機 ブラック 200DX」です。

 

使わない時は立てて置けるので便利ですよ。自分の裁断機には本のサイズに合わせたテープを張って目印にしています。

では裁断機の準備をします。が、忘れやすい工程のサシギを必ずセットしてくださいね。
これを忘れると、切り口が汚くなったり、最後まで切れなかったりしますので……(自分は何回もやらかしました)

 

では本を裁断機にセットしますが、コツとしては指をさしている「のりしろ部分」を切る感じです。大体3~5mm程度ですかね。

このように裁断機の赤ライトを目安にセットしてください(非常にわかりずらいですがね……)

本が動かないようにストッパーを固定します。

もともとついているストッパーもあるのですが、すぐに動いてしまうので、自分はさらにマグネットで固定してます。念には念をです。ここがズレたら元も子もありませんから。

 

ロックを外して、あとは一気に!!

ザクッ!!

綺麗に切れました!
心が痛みますが、何度も言うように慣れていきますw

切った部分は、袋を用意してまとめておけば、後片付けが楽ですよ。

6.確認

この作業が一番重要だったりします。

ペラペラと切った個所を指で触りながらめくっていきます。慣れてくると感覚で切れてない所がわかってきます。(それでも見落としはあったりしますがね……)

そしてこのように、ノリでくっついていたり、切れていなかったりする場合があります。

 

そんな時は、指を間に入れて、ツゥーっとやれば簡単に切り離せますw

綺麗に切り離せるので、意外に気持ちのいい作業ですが、数が多いとイライラしますwですがここがスキャンの肝なのでしっかり調べましょう。

この作業中に、冊子とかが残ってないかも再確認しましょう。

終わったら輪ゴムでまとめておきます。

7.整理

これで、表紙、裏表紙、本部分と分割できたかと思います。

自分はブックケースに入れて保管しています。

これで本の準備は整いました。次はパソコンにフォルダを作って、スキャンした本の保管場所を作成したいと思います。

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