【2021年改訂版】自炊のススメ(その5)「本の切断」

自炊【2021年度版】(電子書籍化)

では今回はいよいよ本の裁断について書いていきたいと思います。

本が好きな人にとって、非常に心苦しくなる行為ですが「大丈夫!慣れます」(笑)

自分も最初は、切るたびに「ああ…⤵」な感じで作業してましたが、今ではテレビ見ながら平然とやってたりします。

無駄話はこれくらいにして実際にやっていきたいと思います。

1.帯・冊子を取り出す

まず本の帯や中の冊子等を取り出します。

自分は帯、冊子はスキャンしない派ですが、これもスキャンしたい方は綺麗に取り出して下さい。

これを怠るとスキャン時の失敗につながります。

帯をスキャンしたい方はまとめておいて下さい。

2.表紙を取る

次は表紙を取ります。

とった表紙は重ねてまとめておきます。

3.裏表紙を破る

心苦しくなる工程が始まりました。

まず、コツとしては写真のよう裏表紙をちゃんと広げる事です。

で広げきったら上の方を持って

ある程度、力を入れて下に向けて引っ張る。

意外に簡単に取れます。

取った裏表紙は表紙と同じく重ねて置いておきます。

4.本をカッターで分割する

本の厚さにもよりますが本をカッターで分割します。

分厚い本だと裁断機にセットできない場合がある為です。

あと、裁断機で切る時に紙の摩擦で切り口が斜めになってしまいます。

綺麗にスキャンしたい方は細かく分割した方がいいです。

ですが、その分作業工程が多くなります。

自分は見開きも本で読む場合は、全部見えている訳ではないと割り切っています。

なので単行本なら分割せずに一気に裁断機で切っています。

 

 

切る時は本を思いっきり開きます。開くのに楽な部分があるので、そこを探りながら開く場所を決めてください。

これぐらいガッツリ開いてください。

折った谷に沿ってカッターを強く当てて切っていきます。

 

切り離し完了です。

自分が使っているカッターとカッターマットは下記の物です。

よく切れるカッターは使いやすいです。

カッターマットも必須ではないですが一枚あると便利ですよ。

 

 

5.裁断機で切る

自分が使っている裁断機は「DURODEX 自炊裁断機 ブラック 200DX」です。

使わない時は立てて置けるので便利です。

自分の裁断機には本のサイズに合わせたテープを張って目印にしています。

 

では裁断機の準備をします。

が、忘れやすい工程、挿木を必ずセットしてくださいね。

これを忘れると切り口が汚くなったり、最後まで切れなかったりしますので……(自分は何回もやらかしました)

 

では本を裁断機にセットしますが、コツとしては指をさしている「のりしろ部分」を切る感じです。大体3~5mm程度ですかね。

 

自分が使っている裁断機には赤ライトでガイド線を照らす事ができます。

これを目安にセットしてください(非常にわかりずらいですがね……)

本が動かないようにストッパーを固定します。

もともとついているストッパーもあるのですが、すぐに動いてしまうので、自分はさらにマグネットで固定してます。念には念をです。ここがズレたら元も子もありませんから。

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ロックを外して、あとは一気に!!

ザクッ!!

 

綺麗に切れました!

心が痛みますが、何度も言うように慣れていきます(笑)

 

切った部分は袋を用意してまとめておけば後片付けが楽ですよ。

6.確認

 

この作業が一番重要だったりします。

 

ペラペラと切った個所を指で触りながらめくっていきます。

慣れてくると感覚で切れてない所がわかってきます。(それでも見落としはあったりしますが……)

 

そしてこのようにノリでくっついていたり、切れていなかったりする場合があります。

そんな時は、指を間に入れて

 

ツゥーっと

やれば簡単に切り離せます。

 

綺麗に切り離せるので、意外に気持ちのいい作業ですが数が多いとイライラします。

ですがここがスキャンの肝なのでしっかり調べましょう。

 

この作業中に冊子とかが残ってないかも再確認しましょう。

 

終わったら輪ゴムでまとめておきます。

7.整理

 

これで、表紙、裏表紙、本部分と分割できたかと思います。

このバラバラになった本ですが、自分はブックケースに入れて保管しています。

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これで本の準備は整いました。次はパソコンにフォルダを作って、スキャンした本の保管場所を作成したいと思います。

 

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