マンガ紹介(その8)【赤ちゃんと僕】

マンガ作品名:あ行

本データ

作品名:赤ちゃんと僕

作者:羅川真理茂

連載雑誌:花と夢

連載期間:1991年~1997年

コミックス:コミックス全18巻  文庫版全10巻

他代表作:しゃにむにGO ましろのおと ニューヨークニューヨーク

 

あらすじ

父と母、小学5年生の長男「拓也」の三人家族に新たな家族「実」が生まれ、楽しい日々を送る平凡な一家「榎木家」。

だが、その楽しい日々も、母の交通事故による死で変わってしまった。

死んだ母の代わりに、拓也は父と協力して、家事や育児に奔走しなければならなくなったのだった。

感想

赤僕こと「赤ちゃんと僕」です。

小学5年生の拓也君が、お母さんの交通事故による突然の死で、お父さんこと春美ちゃんと協力して、弟の実君のお世話と、家事をこなさなければならなくなったというのが、大まかなあらすじです。

拓也君はルックスもよく、成績も上位で女の子にもてるけど、ぜんぜん自覚してない罪作りな男の子です。そんな拓也君の育児による奮闘がとてもけなげで泣かせてくれます

お父さんこと春美ちゃんも、若いお父さんですが、子供思いのとてもいいお父さんです。「よつばと!」で、でてくる父ちゃんとはまた違うかんじの、大人なお父さんですね。
でも、やっぱり榎木家の家系なのか、少し抜けてるところもあります。

で、弟の実君は、お兄ちゃん大好きな保育園児です。ゆで卵が大好きで、「ゆでちゃまご」と言うしぐさがとてもかわいい。

でも泣き虫わがままで、拓也君を困らせてくれたりするお子様です。まー子供はこんなものですがねw

同じ保育園に通っている、女の子にもてます。でも、どちらかというと、女難の相がすでにこの年でありそうですw

この三人の榎木一家の日常を中心にお話が展開していくのですが、アメリカドラマの「フルハウス」のように展開し、ホームコメディーで楽しい話もあれば、悪質ないじめのお話、親戚家族の確執、兄弟の絆、友達のあり方、など多岐にわたったテーマが盛りだくさんにあり、侮りがたいマンガとなっております。

自分のお勧めなお話は、お父さんとお母さんの馴れ初めのお話です。涙あり人情ありのお話です。そして忘れてはならない最終回!もう涙なしには見れませんでした。本気で泣きながら読んだのを覚えてます(恥ずかしいですが・・)

アニメ化にもなり、声優陣も拓也役…山口勝平さん(代表役:ワンピース ウソップ等) 実役…坂本千夏さん(代表役:キャッツアイ 来生愛等) 春美パパ…宮本充(代表役:こち亀 中川圭一等)と豪華声優陣だったにもかかわらず中途半端なところで終わってしまって、とても残念な思いをした記憶があります・・・。

DVDBOXもあるので、こちらも一緒に見てみては?

同じ羅川先生の作品に「しゃにむにGO」(青春テニスマンガです)「ニューヨーク・ニューヨーク」(いろいろな意味でハードな内容ですが)「ましろのおと」(津軽三味線のお話)があります。羅川先生は色んなジャンルが書けて本当にすごいです。が、アニメ化にはあまり恵まれていないですね…。ましろのおとはアニメ向きだと思うんですが……

赤ちゃんと僕こと赤僕が気に入ったらそちらも一読してみてはどうでしょうか。

 

 

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