作品データ
作品名:ハニカム
作者:桂 明日香
連載雑誌:少年ジャンプ
連載期間:2007~2011年
その他代表作:レディ・ハニカム、わくらばん
あらすじ
大学生になり一人暮らしを始めた御手洗は、両親から仕送りを止めるぞと脅され、叔父が店長を務めるファミリーレストラン「ハニカム」を手伝う為、アルバイトとして働く事になった。 が、その店で働く人達は一風変わった人ばかりだったのだ。
感想
大学一年生の御手洗勉君が、叔父が店長を勤めるファミレス「ハニカム」に手伝いとしてバイトしにいくところから始めるこの物語は、「週刊アスキー」(現在は電子書籍だけで発売されている雑誌です)と言うPC雑誌で4ページマンガとして連載されている作品なのですが、これがまた面白いんです。
御手洗君が、気の乗らないバイトに行くと、「湧水萌(ゆうすい めぐみ)」が先輩バイトとして紹介されます。
御手洗はこの子に一目ぼれしてやる気を出すんですが、この萌ちゃんがまたちょっと変わった娘なんですw
高校2年生の彼女はホールスタッフの一人なんですが、大のガンダム好きで、御手洗との初対面でも「男でガンダムを知らないなんておかしい」と言ってしまうほどの娘ですw (個人的には全く同感しますがw)
更に、エヴァンゲリオン・序を見てカヲル君に、「次元を超えた遠距離恋愛をしている」と御手洗に相談する変わった娘ですが、仕草が非常にかわいらしく、御手洗の心をわしづかみにしています。
そして同じくホールスタッフの一人「鐘成律子(かねなり りつこ)」高校2年生ですが、家が貧乏で、ハニカムで残った料理を家に持って帰り、兄弟二人と父親を助ける非常にいい娘です。
でも凄くプライドの高い娘でもあり、御手洗君が残飯を持って帰る律子をみて、実家から送られてきた芋を上げようとすると「施しはうけない」と突っぱねる程プライドが高いですが、結局泣きながら「ください」と言ってしまう律子はツボに入りますw
あと、サンタクロースがいないと知ったのは何歳頃だった?と言う話題になった時、サンタをいまだに信じている律子が「サンタはいないなんて嘘ついて慰めようとしてるんでしょ!」と言っちゃうところもツボですw
因みにサンタにお願いしようとしたものは「コシヒカリ10キロ」でした。
御手洗君が、好みは「巨乳」ですか?と萌に聞かれた時、「人間やっぱり中身でしょう」の一言に心を鷲づかみされて以来、御手洗くんに読者である自分にヤキモキさせる程のツンデレぶりを発揮していますw
御手洗よ・・・早く気づいてやれ・・・・w
「音節舞(おとぶし まい)」はホールスタッフの大学2年生の娘なのですが、ロリっぽい容姿でツインテールで更に巨乳と言う反則なお方です。
萌が一回、舞の巨乳をもんだのですが、その時の萌の一言は「巨乳は人間遊園地です!」とのことでしたw
この方は少し変わった好みをしており、おデブな人が好きだそうです。が、そのおデブな人に告白したら、そのおデブはあろうことか「貧乳派だから」と断ってしまうんです! もうその回読んだときは、このデブ!おめ~の人生で二度とこんな可愛い娘から告白なんてあると思ってんのか!!!と胸倉つかんで言ってやりたくなりましたが、それはまた別のお話。
キッチンスタッフの正社員「王里」とちょっといい雰囲気なんですが、お互いがお互いを試しているような段階なので、なかなかくっつかないのも、見ていてやきもきします。
「妙子(たえこ)」ハニカムのホール長を務める、金髪碧眼の謎の美女です。生粋の日本人らしいのですが、彼女の日本語を聞いた者は誰もおらず、しゃべったかと思えば、ゴキブリに驚いたときの「AH!!!!(アウ)」と、御手洗たちが遊んでいて激怒した時の「HEEEEEEY!!」ぐらいで、尚更謎が深くなる美女です。
一人で、ホールの仕事、調理、レジの修理をこなす完璧超人!彼女の流暢な日本語を聞ける日は果たしてくるのでしょうか?
「米斗王里(よねと おうり)」は、舞の時にもちょっと話しましたが、ハニカムのキッチンスタッフの正社員です。非常に有能な人で、イケメンですが、ギャンブル好きなのが玉に傷です。
でも非常に面倒見がよくて、律子の恋の悩みに、さりげなくフォローを入れてやると言うナイスガイでもあります!
「糸丑治五郎(いとうし じごろう)」はレストラン「ハニカム」の店長で、御手洗の叔父さんです。 非常に優しそうですが、頼りがいのない感じの人ですw実質ハニカムを支えているのは妙子さんであるのは言うまでもありませんねw 猫が非常に好きなのに猫アレルギーだとか、ハーブを育てるのが趣味だとか、少女チックな方でもあります。
途中で、更にキャラの濃いバイトも参加して繰り広げられるファミリーレストランでの珍道中劇「ハニカム」。
読んで笑える事間違いないですよ!
続巻にレディハニカムがあり。これはハニカム終了後のお話があります。
ハニカムが気に入られたら、こちらもどうぞ。
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