【2021年改訂版】自炊のススメ(その2)「メリット・デメリット」

自炊【2021年度版】(電子書籍化)

ここに来てくれた方なら、本の自炊の事を理解していると思いますが、もう一度自炊とは何かを説明したいと思います。

自炊とは

自分で本を裁断してスキャナーで読み込み、電子データ化する事を自炊といいます。

わざわざ自分で手間暇かけないでKindleとかでポチッと買っちゃえばいいのに!

と思った貴方(笑)

それも一つの方法です。

ですので、電子書籍と自炊のメリットデメリットを考えてみましょう!

 

電子書籍購入メリット

 

1.自分で裁断、スキャンをしないで済む。

購入したらダウンロードでサクッとすぐ読めます。

2.綺麗な状態で読める(見開きページが完全な状態で見れる)

どこにも見切れがない綺麗な状態で読めます。

スキャン時の汚れによる失敗もない。

3.家にいても手軽に購入でき、すぐに読める。

欲しいと思ったらスグにポチッと押せば購入できる。財布には厳しい(笑)

4.タダで読めるものもある

キャンペーンや古い作品だとタダで読める物もあります。

大体はある程度読んだら、続きは買わないととか、期間内に読みきれなくて続きが気になり購入へ!ですが(笑)

5.少し安い場合がある。

紙の本よりも安く手に入る場合があります。

お財布に優しいですね。

電子書籍の購入デメリット

 

1.運営サイトが潰れたら読めなくなる。

電気書籍の購入は、あくまでもその会社のデータ利用権を買うのであって、データを買う訳ではありません。なので購入した大本の会社が潰れたら跡形もなくなります。

2.紙の書籍よりも発売が遅い時がある。

発売直後にすぐ読みたいのに、悔しい思いをする時も……

3.電子書籍化されていない本がある。

古い本などは電子書籍化されていない為、購入できなかったりします。

4.書籍で持ってる物でも、新たに購入しないといけない

本を持ってても、タブレットやスマホで読む為には新たに購入しないといけません。

5.版元により買えなくなったり、読めなくなったりも

1.でも話しましたが、あくまでもデータのダウンロード権利を買うので、版元が発売中止と判断したら読めなくなります。

買ってた方も読めなくなる可能性はゼロではありません。

直近だとアクタージュ原作者の不祥事で電子書籍が販売しなくなりましたね…。

 

5スマホやタブレットが必要

当たり前ですがスマホ、タブレット、パソコン等の電子機器がマンガを読む時に必須となります。これは自炊も同じです。

 

自炊メリット

 

1.今まで買った本を再購入しなくて済む。

お財布にやさしい。有難いです(笑)

2.かさばっていたスペースが解放される。

本に使っていた収納スペースが解放されます。

本が無くなると部屋が広かったんだと体感できますよ(笑)

3.電子化したデータを自分が所持できる。

苦労して作ったデータは自己管理できるので、うまく管理すれば半永久的になくなりません。

4.持ち運びが便利に

通学通勤時に読む時にスマホやタブレット一つで全巻持ち運び出来るので便利です。

5.黄ばみを軽減できる

古い本を自炊する時に、スキャンの設定で黄ばみを軽減できます。

右がカラースキャン 左が白黒スキャンしたものです。

これだけ変わるとすごいですよね。

 

自炊デメリット

 

1.初期投資がかかる。

これが一番の二の足を踏む原因だったりします。

自炊をする為には、本の量にもよりますが、裁断機、スキャナー、パソコンは最低でもないと無理です。

2.電子化するのに手間がかかる。

裁断して、スキャニングして、データをハードディスクに入れて……以下永遠に繰り返す(終わりがないのが終わり……)

3.本を切らなければいけない。

当たり前といえば当たり前なのですが、本を裁断しないとスキャンできないので、価値ある貴重な本は切らないでくださいね。

切らないでスキャンする機材もありますが、個人的にはあまりオススメはしません。

後、自分もそうでしたが、本を切るのに最初抵抗がありましたが、そのうち慣れますw

4.妥協が必要。

裁断するので、どうしても絵の部分やセリフの一部が切れてしまったりする場合があります。

それにスキャン時にゴミ等の汚れが写ったりもします。どこまでをOKとするかで作業効率は変わってきます。

5スマホやタブレットが必要

当たり前ですがスマホ、タブレット、パソコン等の電子機器がマンガを読む時に必須となります。

これは電子書籍でも同じです。

6環境やアプリの設定をやらないといけない

電子機器の設定、アプリダウンロード、そして設定もやらないといけません。

と言っても、最初の一回だけですし、自分にあった設定にカスタマイズ出来るのでデメリットとは呼べないかもしれません。

 

などがありますかね。

時間がなく、お金がある方は電子書籍購入の方が良いかもしれません。

お金がない自分としては、「お金がないなら手間をかければいいじゃない」を実践しています(笑)

これらを踏まえて、自分に合った方法を実践すればいいかと思います。

 

ここまで読んで、自炊やってみようかな?と思った方!お待たせしました。次回は何を揃えたらいいかを説明したいと思います。

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過去の記事はこちらです。

コメント

  1. どくりんご より:

    はじめまして、これから自炊をしようと思い参考にさせていただいています
    さっそくつまづいてしまっているのですがカバー下の表紙、裏表紙、背表紙を自炊するのに剥がす以外の方法はないものでしょうか?
    どうも不器用なものでカバーや表紙を破損させてしまいそうで躊躇しています
    各部分ごとに裁断機で裁断した後に個別で自炊や背表紙の部分だけScanSnap SV600でスキャンなどを考えているのですがどうでしょうか?

    • sukaru999 より:

      メールありがとうございます。
      表紙、裏表紙等を裁断機で切断するのも、方法としてはありです。
      そうやって自炊している方もいらっしゃいますので大丈夫ですよ。

      でも、自分が紹介している方法で裏表紙を剥がせば、簡単に剥がせるはずなので、一回練習でやってみる事をお勧めします。(古本屋などで安い本を購入されてみては)

      自分も不器用ですが、今では問題なく剥がせるようになりましたから(笑)

      参考になれば幸いです。

    • sukaru999 より:

      ScanSnap SV600での切らない自炊ももちろんOKです。

      ですがページをめくるのに手間がかかるのと、とじ込み部分が影になる等があるらしいです。
      大した量でないのならこちらの方が楽だと思いますが、量が多いなら切断する自炊をお勧めします。

      • どくりんご より:

        お答えいただきありがとうございます
        表紙、裏表紙は裁断した後に通常のページと同様にスキャンできると思うのですが背表紙の部分もそのままスキャンしてしまって問題ないのでしょうか?
        通常のページは表紙、裏表紙に比べて横に細くなってしまいますし糊がだいぶ付着していたりしてそのままスキャンすると影響が出るのではと心配しています
        sv600は中身のスキャンではなく大きすぎて分割しなければ断裁できない分厚い雑誌などの背表紙のスキャン用に考えていました
        これは何やら画質の点で問題があるそうですが…

        • sukaru999 より:

          手間ですが、切断した背表紙なら個別にコピー機のスキャンが一番無難かと思われます。

          • どくりんご より:

            ありがとうございます
            うーん、フラッドベッドスキャナを個別に購入するべきでしたかね?
            ちなみにこのページで気になったのですがカラースキャンと白黒スキャンの例は逆ではないんでしょうか?
            カラーでコピーすると黄ばみまでコピーしてしまうのでグレーでコピーするのがオススメだと見た覚えがあるのですが…
            白黒だとまたグレーとは違うのでしょうか

          • sukaru999 より:

            グレースキャンが正しいです。

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